脳梗塞リハビリステーション福岡
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脳梗塞とは

脳梗塞という病気はどのようにして起こるのでしょうか?

脳には細い血管が多く張り巡らされています。その血管に心臓から血液が送られることで栄養や酸素をもらっています。しかし、心臓から脳にたどり着くまでの血管の中に、

1.血の塊が少しずつ溜まって、血管を塞いでしまう
2.心臓で出来た血の塊が脳の血管に流れて、血管を塞いでしまう
このようなことが原因で、脳に栄養や酸素が行き渡らなくなり、脳の細胞が死んでしまうのです。これが「脳梗塞」という病気の状態です。死んでしまった脳の細胞は、二度と元の状態には戻すことはできません。

また、「心臓で出来た血の塊が脳の血管に流れて血管を塞いでしまう」ことでおこる脳梗塞は、脳梗塞全体の60%を占めています。

さらに、脳梗塞は季節によってもおこりやすくなります。

特に夏と冬は起こりやすい時期です。夏は、汗をかくことで体が脱水状態になり血液がドロドロになりやすく、冬は知らないうちに水分が失われたり、入浴時に急に温度が変わるといった事があるためです。

どうして脳の血管が塞がれ、脳梗塞になってしまうのでしょうか?

その原因とされている主な病気は「高血圧症」「糖尿病」「脂質異常症(高脂血症)」と言われています。これらの病気と脳梗塞がどのように関係しているのかをお話しします。

  • 高血圧症

心臓は血液を送り出すためにポンプのように動いています。このポンプの力が強いと「血圧が高い」とされています。強い力でずっと血液を送り出し続けると、血管は壁が薄いのでその力に耐えらず、血管の壁を厚くして対抗しようとします。そして、壁が厚くなることで元々柔らかい血管が硬くなってしまうのです。ずっと強い圧をかけ続けることで、今度は血管自体が傷ついてしまいます。そうすると、さらに血管の壁は厚くなり、細い血管までうまく血液が運ばれなくなってしまうのです。

  • 糖尿病

私たちの体は、食事に含まれている糖分を分解してくれています。

しかし、食べ過ぎたり、甘いものを多く食べてしまったりすると糖分の分解が追い付かなくなってしまいます。すると、血液に糖分が多く含まれてしまい血の塊が出来やすくなってしまうのです。

  • 脂質異常症(高脂血症

コレステロールや中性脂肪という言葉を聞いたことがあると思います。

卵やバターといった食品を多く含む食事や高カロリーの食事を取り続けることによって、それらをうまく分解することが出来なくなってしまいます。そして、血液に脂質が多く含まれてしまい、血液がドロドロの状態になってしまいます。脂質は血管の内側に少しずつ溜まって血液が流れにくくなってしまうのです。

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